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「療育をすすめられたけど、何をするの?」 「病院の治療とは違うの?」 「うちの子に本当に必要なのかわからない」
お子様の発達について相談したとき、保健師さんや医師から「療育」という言葉を聞いて、戸惑われる保護者様は多いです。
聞き慣れない言葉ですし、「障害がある子が通うところ」というイメージを持たれる方もいらっしゃいます。でも、実際の療育は、もっと身近で前向きなものです。
帯広市で児童発達支援・放課後等デイサービスを運営する「しょうとくクラブ」が、療育について基本からお伝えします。
療育は、「治療」と「教育」を組み合わせた言葉です。もともとは肢体不自由のある子どものリハビリテーションを指す言葉でしたが、現在では、発達に特性や遅れのある子どもに対する支援全般を広く指すようになっています。
ポイントは、療育は「治す」ためのものではないということ。
発達障害は病気ではないので、「治療して治す」という考え方にはなじみません。療育の目的は、お子様が持っている力を最大限に引き出し、日常生活や社会生活をより過ごしやすくすることです。
たとえるなら、視力が低い人がメガネをかけるようなもの。視力そのものを「治す」のではなく、見えやすくする工夫をする。療育も同じように、お子様の特性に合わせた環境調整やスキルの練習を通じて、「生きやすさ」を一緒につくっていく営みです。
「療育」と聞くと、病院のリハビリのような堅いイメージを持つ方もいますが、実際の現場はもっとにぎやかで楽しいものです。特に、児童発達支援や放課後等デイサービスで行われる療育は、遊びや生活体験を通じた支援が中心です。
しょうとくクラブで実際に行っている内容の一部をご紹介します。
**個別の発達支援** お子様一人ひとりの発達段階に合わせた課題に取り組みます。ビジョントレーニング、手先の練習、ことばの練習、認知トレーニングなど。「できた!」の積み重ねを大切にしています。
**集団での活動** 小グループでのゲームや制作活動を通じて、順番を守る、相談する、自分の気持ちを伝えるといった社会性を育てます。いわゆるSST(ソーシャルスキルトレーニング)の要素を、自然な形で織り込んでいます。
**運動あそび** トランポリン、バランスボール、サーキットトレーニングなど、体を使った活動。体幹を鍛えるだけでなく、感覚統合(脳が感覚情報を整理する力)を促す効果があります。
**生活動作の練習** 着替え、食事、トイレ、身だしなみなど、日常生活で必要な動作を練習します。お子様の年齢やできることに合わせて、スモールステップで進めます。
**学習支援** 宿題のサポートだけでなく、学ぶ力の土台(目の使い方、手先の器用さ、集中力など)を育てるプログラムにも取り組んでいます。
**保護者様への支援** 療育は、お子様だけでなく保護者様へのサポートも重要な柱です。日々の関わり方の相談、ペアレントトレーニング、他の保護者様との交流の場づくりなど、ご家族全体を支えることを大切にしています。
「療育を受けたら、うちの子は変わりますか?」
保護者様からよくいただくご質問です。正直にお答えすると、魔法のように一気に変わることはありません。でも、適切な支援を継続することで、確実に変化は生まれます。
**お子様に見られる変化** ・自分の気持ちを言葉で伝えられるようになった ・順番を待てるようになった ・苦手だった着替えが、一人でできるようになった ・友だちと一緒に遊べる場面が増えた ・「やってみよう」という気持ちが出てきた ・癇癪の頻度や強さが減った
**保護者様に見られる変化** ・お子様の行動の意味がわかるようになった ・「何度言ってもできない」のイライラが減った ・同じ悩みを持つ保護者と出会えて、気持ちが楽になった ・家庭での関わり方に自信が持てるようになった
変化のスピードはお子様によってさまざまですが、「半年前にはできなかったことが、今はできている」という実感を、多くのご家庭が持たれています。
療育を受けるかどうか迷っている保護者様に、ひとつだけお伝えしたいことがあります。
**「様子を見ましょう」で様子を見すぎないでください。**
もちろん、発達には個人差がありますし、年齢とともに自然にできるようになることもあります。でも、「困っている」のがお子様自身なら、早めに専門家に相談することで、困りごとが大きくなる前に対処できます。
以下のような様子が気になる場合は、一度相談してみることをおすすめします。
こうしたサインは、お子様が「助けてほしい」と言えないかわりに見せている、SOSのようなものかもしれません。
「早期療育」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
脳の発達は幼児期にもっとも活発です。この時期に適切な刺激や環境を用意することで、脳の神経回路がより豊かに形成されます。これを「脳の可塑性」といいます。
早く始めるメリットは、大きく3つあります。
もちろん、「早く始めなかったからダメ」ということは決してありません。何歳からでも、療育の効果はあります。気づいたときが、いちばん早いタイミングです。
療育は、お子様の「できること」を増やし、「生きやすさ」を一緒につくっていく支援です。
帯広市で児童発達支援・放課後等デイサービスをお探しの方、「療育」について詳しく知りたい方は、ぜひしょうとくクラブにお問い合わせください。お子様の発達に関するご相談は、いつでもお受けしています。見学・体験も随時受け付けています。
参考文献
・こども家庭庁「児童発達支援ガイドライン」
・厚生労働省「障害児支援の見直しに関する検討会報告書」
・本田秀夫『子どもの発達障害——子育てで大切なこと、やってはいけないこと』SBクリエイティブ
見学・体験 随時受付中
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